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幼児期に身につけたい力

【11~12月のお教室の様子】

1,11月~12月の教室の様子

11月からのお教室の様子を主にお写真で
お伝えします。

かけ算板 
小学生さん今習ってる九九を教具で確かめています。
やっぱり「わかりやすい!」と。

 

スライム作り、自分の作ったきれいな色のが出来て嬉しい!

 

世界の動物カード

 

 

「鍵の箱」
南京錠にとっても集中しています。

 

 

「圧覚筒」押す時の圧が段階的に変わっています。
「同じ」を見つけます。見かけによらず楽しいです。

 

 

構成三角形
「等価」を感覚的に知ります。

 

年長さんの活動
繰り上がりのあるたし算

 

 

 

長さの棒で「しかくをつくったの!」

 

大きなじゅうたんも「じぶんではこべる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめての縫いさし。
小さい人はセロハンテープで止めて
完成です。

しっかり出来ました。

 

2,クリスマスの活動

写真を撮れたのが少ないのですが、
クリスマスの活動も行いました。

これ、わかりにくいですがリースの縫いさしなのです(((^_^;)

 

松ぼっくりツリー作り
ツリーの貼り絵なども行いました。

 

 

他にも、この期間にさつまいもの
ホットケーキ作りも行いました。

こちらをごらんください。

さつまいものホットケーキ作り II

今年の活動は昨日で終了しました。
子どもたちがさまざまな活動を通して
成長していく様子をそばで
見させていただくことができて
嬉しかったです。

とても暑かった夏の日や、雨の日
雪の積もる日も送迎・付き添いしてくださった
保護者の皆さまありがとうございました。

 

また来年もお子さまと一緒に
さらに良い活動が出来るように私自身も
ブラッシュアップしていきたいと思います。

 

これでこちらでの今年の投稿は最後となります。
皆さま良い年末年始をお過ごしください。

 

また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

さつまいものホットケーキ作り

おいもほりしたさつまいものホットケーキを作っています

 

10月半ばにお芋ほりでとれた
さつまいもを使って、
年中さん以上の方からホットケーキ作りを
しています。

さつまいもを切って

 

粉と牛乳をはかって
ホットプレートを予熱しはじめ

 

混ぜて

 

 

さつまいもを合わせて
たねが完成です。

 

予熱したホットプレートに油をひいて

(黒いところは熱いから絶対に触らないことを
先に伝えています。それでも、みなさん
返す時に1回は少し触れてしまい「熱っ!」て
なるのですが、その時はすぐに冷やせるように
保冷剤を準備しています。
熱くても少しくらいならすぐに冷やせば大丈夫
まず、すぐに冷やすという対処を学ぶ
ということも大切な経験だと考えています。
年齢によっては一緒にやることもあります)

 

たねを掬ってホットプレートに乗せて焼きます。

 

返すのはちょっと難しそうでしたが
ちゃんと自分で返して焼けました。

 

出来たらお皿にのせて完成です!

私は2枚分に分けて焼くように提示
したけれど

出来上がったホットケーキは
大きな1枚だったり
2枚だったり
大きいのと小さいのが出来たり
子どもたちは自分で考えながら
作っていました。

 

 

ホットケーキを作り始める前に
一緒にテーブルの 準備をしておいたので
出来たらすぐに食べられます。

 

こうした経験を繰り返し
失敗もしながら自分でやることが
段取り力にも繋がります。

 

 

自分で作ったのは格別ですね!

 

 

2歳以上の方は、順にやる予定ですが、
小さい方はその前に日常生活の練習

 

「包丁を使って切る」や

 

「注ぐ」(量線まで注ぎます)、

 

「色砂のあけうつし」をしてからです。
(もう少し練習しましょう)

2歳さんは包丁で切る代わりに
マッシャーでつぶす予定です。

 

楽しみにしていて下さいね。

 

最近のお教室の様子 2023年8月~10月【富山県/となみモンテッソーリこどものいえ】

となみモンテッソーリこどものいえ

モンテッソーリ幼児・こども教室では
子どもたちがどんな活動をしているのか

 

【最近のお教室の様子】をお伝えします

お教室には0歳(しっかりお座りできる頃)から参加可能です。
現在は1歳~7歳(小2)のお子さままで
お通いいただいています。

 

0歳~3歳のお友達

小さいお子さまは主に
『日常生活の練習』
(握る・つまむ・押す・落とす・引っ張る
貼る・めくる・のぼる・くぐる(這う)などの基本運動や
写真はありませんが鈴や太鼓・木琴など
音の鳴る楽器(振る・ばちでたたく・聴く)
に取り組まれています。
これは変わらないのですが、

特に0歳~1歳半頃のお友達の一人は

 

8月はじめにはスロープを両手に物を持って上るのが
ブームだったのですが、

坂道を両手に物を持って上がることで
足腰・体幹・特に平衡感覚を
発達させているところですね。

前回も触れましたが
これも前庭覚(前庭感覚)という

姿勢の維持・調整などのための
感覚を養っていますね。

お教室の床は柔らかいので
転がってもほとんど痛くないので
安心して見ていられます。

このお子さまが、10月には
随分座って手を使ったお仕事の時間が
増えてきました。

10月はじめのお教室では「チップ落とし」が
まさに敏感期のお仕事だったようです。

ママは
「最近よくお財布から免許証や
クレジットカードが消えて探したら
フタつきのごみ箱のような形の容器に
入っているんです」と
言っておられたのですが、

このお子さまがチップ落としを始めると
とっても集中して落とし続け、
終わったら
「ふうっ」と一息ついて
ニッコニコの笑顔を
見せてくれました。

敏感期(一人一人にあるその時期に一番
伸ばしたい能力を獲得するための行動を繰り返す時期)
のお仕事を十分にできた
満足の笑顔だったのではないでしょうか。

こちらはピンクタワーに真剣に集中して
取り組まれた2歳さん。

ここまでも、途中間違っていると思ったら
自分で積み直してここまで出来て、
最後まで出来た!と喜んだら
まだ後ろにあったのですが、
また後から積み直すことが出来ました。

まだ完璧ではなくてもいいのです。
この、真剣に集中している表情
これが大切です。

 

9月に取り入れたマトリョーシカは
多くの子どもたちに人気です。
手首をひねって回す運動にもなり
大きさの順番に並べる秩序感が
子どもたちは大好きなのですね。

並べた後、重ねるのに順番にしないと何人も
出来てしまうので、子どもたちは
一生懸命考えて重ね直しています。

 

3歳以上のお友達

この教具は私の手作りなのですが、
「掛ける」お仕事で
このポンポンのついたストラップが揺れるので
回してみて遠心力を感じているところです。
こういう「不思議だな」と感じてやってみること
それを味わうこと、大切にしたいと思っています。

 

構成三角形という教具は5種類の箱があり
三角形は全ての多角形の元になることを
感じる教具です。
これは第1箱で、2つの三角形を
組み合わせて四角形を作ります。

例えば第3箱は2枚の三角形と
3枚の三角形と、4枚の3角形から
同じ一つの正三角形ができます。

いろんな不思議を感じてくれるといいなと
思います。

 

こちらは算数教育の両替遊び(銀行ごっこ)
1~1000までの金ビーズを使って
両替の規則や位取りを学んでいます。

算数というと難しく感じますが、
具体物を使って遊ぶように学べるところが
モンテッソーリ教育の素晴らしさだと思います。
だから幼児にも無理がないのですね。

 

10月には里芋の葉っぱをいただき
スポイトで水をかけて実験し、
水がはじいてすべるのを観察しました。

ジェットコースターのように予測不能な動きをするのが
面白くて、不思議で、何回も繰り返されていました。

 

こちらは多角形の角の数を色ビーズで数えて
それぞれの角のビーズが同じ数になるように
色ビーズを合わせる活動。

楽しみながら1桁のたし算を学んでいます。

 

本物の包丁を初めて使った3歳のTくん
真剣に集中して
慎重に包丁を動かしておられました。
おいもはやわらかくしたものです。

心配そうだったパパも
「出来ましたね!」と喜んでおられました。
使ったおいもはお芋ほりで掘ったものです。
(お芋ほりの記事はアメブロに書きました)

包丁を経験しておられる方は
お芋入りのホットケーキを作った方もあるのですが
まだこれからの方もおられるので
そちらはまた記事にできればと思っています。

 

その後Tくんは「少し難しいかな」と思う3層のパズルに
挑戦して、とても集中して試行錯誤して
途中呼ばれたので少しヒントを出しましたが
最後まで完成させられました。

この後、もう一つの海の生き物のの
3層パズルにも挑戦。
さっきの「出来た!」という気持ちが
Tちゃんをより集中させているように
感じました。

そしてなんと、二つ合わせて約60分も
集中してやりとげられました。

幼児の集中力は普通年齢+1分あればいいと
言われていますからこれは本当にすごいことです。
素晴らしい集中力に関心してばかりの

私でした。

 

お知らせ

となみモンテッソーリこどものいえ
11月~12月に体験会を行います。
詳しくはこちらをご覧ください。

 

それから、
11月3日(金・祝)に
富山市総合運動公園 屋内グラウンドで開催される
ママスキーさんの
「習い事マルシェ」に出展します。

マルシェ出展は初めてなのでドキドキですが
ぜひ遊びに来てくださいね。

 

長くなってしまいました。
最後まで読んで下さり
ありがとうございました。

 

 

 

 

最近のお教室の様子 2023年6月~7月

となみモンテッソーリこどものいえ

モンテッソーリ幼児・こども教室では
子どもたちがどんな活動をしているのか

 

【最近のお教室の様子】をお伝えします

お教室には0歳(しっかりお座りできる頃)から参加可能です。
現在は0歳(11カ月)~7歳(小2)のお子さままで
お通いいただいています。

5月~6月に移転記念の体験会を行い
まだ後から体験の希望をいただいております。
ありがとうございます。

新しいお友達もお教室に参加くださっています。

 

0歳~3歳のお友達

小さいお子さまは主に
『日常生活の練習』
(握る・つまむ・押す・落とす・引っ張る
貼る・めくる・のぼる・くぐる(這う)などの基本運動や
写真はありませんが鈴や太鼓・木琴など
音の鳴る楽器(振る・ばちでたたく・聴く)
に取り組まれています。
特に0歳~1歳半頃のお友達は
楽器が大好きです。

手やスプーン・トングなどでのあけ移しも
これからです。

 

「チップ落とし」
現在は少し押し込む感じにしています。
手首の角度の調整や
押し込む力が必要となります。

 

「スロープ」
全身運動です。
この時期は大きく体を動かすことで
全身の筋肉や神経を発達させていきます。
坂道を這って上がることで腕や肩
足腰・体幹・平衡感覚など様々な部分を
発達させます。

また、さまざまな姿勢ですべることが
できます。
これにより前庭覚(前庭感覚)という
姿勢の維持・調整などのための
感覚を養うことができます。

姿勢の崩れが気になる方など
どなたでも少し大きくなってからでも
使うことができます。

 

「トンネル」
これも這うことで腕や肩、足腰
体幹など様々な部分を発達させます。
また、トンネルの中で動くことで
自分の身体がどこまであるかなどの
ボディイメージを育てます。

「回す」
速く回せるようになるには
眼で見たスピードに合わせて
手を動かす必要があり
眼と手の協調運動の練習になります。

 

 

2歳~3歳頃になると
『日常生活の練習』に加えて
『感覚教育』のための感覚教具にも
楽しんで取り組んでおられます。
感覚を洗練するための教育です。
また、写真はありませんが
『言語教育』にも少しずつ
取り組んでいきます。

 

「包丁を使って切る(玩具)」
この年齢ではまだ玩具で行っています。
この活動は、みんなママやパパがお料理するのを
見ていて、食べることにつながっているのを
知っているので、好きなお子さまが多いです。
自立に向けた活動だとわかっているのです。

毎回この活動をされるお子さまもおられます。
この繰り返しが大切で、繰り返す中で力がつき
一つ一つの動作が徐々に洗練されていきます。

 

「じゅうたんを巻く」
小さいお子さんにとっては

全身運動です。

 

 

 

 


「穴を開ける」
穴を開ける針で紙に穴を開けます。
3本の指で持って点の場所に合わせて
穴を開ける。鉛筆を持つ手や
縫いさしの活動に繋がります。

 

 

 

ここからは『感覚教育』

次の動画は少し音が出ますが
出来たときの「できた!」という喜びが

伝わってとても可愛いので
ぜひ再生してごらんくださいね(^^)

「円柱さし」


繰り返した後は自分でしっかりお片付けも
できました。

 

「色付き円柱」
「じゅんばんにつむよ」とやって見せますが
順番にできなくても大丈夫。
自分で出来る時がきます。

 

「幾何たんす」
しばらく前から〇△☐に興味がある
様子でしたので提示してみたら
やはり興味を持って活動されました。
いろいろな図形を知るための活動です。
また、目と手の協応動作を洗練し
図形板を指でなぞることで
文字を書く準備にも繋がります。

 

3歳以上のお友達

3歳以上のお友達は

『日常生活の練習』『感覚教育』『言語教育』
に加えて『算数教育』『文化教育』にも
取り組まれています。

 

「包丁を使って切る」
3歳以上では本物の包丁を使います。
お家でも取り組めますね。

 

 

 

 

 

 

「市松模様の紙」
始めに砂文字板の文字を指でなぞってから
紙に鉛筆で書きます。

 

 

 

 

 

「ライフサイクル」
同じ生物の図鑑なども同時に見られるように
そばに開いて準備しています。

 

お教室で子どもたちは
自分で選んだ活動を
楽しんでいます。

 

(ここからは前回の繰り返しになります)

モンテッソーリ教育の成果は
すぐに目に見えるものではないかもしれませんが、

子ども達は自立に向けて今必要な活動を繰り返し
ています。それがしっかりとした土台を
築くことに繋がっていきます。

 

お教室の案内・お問い合わせはこちらから

 

教室でのお仕事は子どもが決める、それも子どもの大切なお仕事

モンテッソーリ教育では

お教室でも、お教室でなくても、

自分のお仕事(遊び・学びなど)は

子ども自身が決めます。

 

(常設の制作コーナーで制作中

姉妹でお通いのお姉ちゃんです)

 

 

ですが、特にお教室中に、

折り紙やお絵描きなど、

家でもできることをしておられると

 

 

お家の方の多くは

「ここでしかできないものにすれば」

と、言いたくなる方もおられるのでは

ないでしょうか。

 

どなたかに限ったお話しではありません。

 

(可愛いものができそうです)

 

 

ですが、大切なのは

「今、やりたいことをやること」です。

「今、やりたいこと」が

敏感期のお仕事なのです。

 

 

どうしても勧めたければ

区切りのいいときに勧めてみるのは

かまいませんが、

 

「これ、面白そうだけどやってみない?」

のように子どもに選択権を与える

聞き方で聞いてみてください。

 

(妹さんは「鍵の箱」で南京錠をあけられた!
この後妹さんも制作を始められました)

 

選ぶのは子どもです。

「自己選択」

も大切な子どものお仕事です。

 

 

そして、この

「自己選択」「自己決定」が

人生の幸福度に大きく関わっていると

いうことです。

 

 

例えば、

自分で今日はこの中から着る服を選ぼう

と思っていたのに

誰かに全く違うものを

「これにしなさい」って言われたら

私なら嫌です。

あなたはどうでしょう?

 

 

そして、他人に決められた人と

結婚したくはないですよね。

(話が飛躍しすぎですか(;^ω^)

 

 

でも、確かに

人生の幸福度には関わっていそうです。

 

 

なにより、自分で決めたことであれば、

責任は自分にあるので、

結果を体験して、

失敗しても次の行動への学びになります。

 

 

このように小さい頃からの

「自己選択」の繰り返しが大切です。

 

 

「自己選択」を繰り返すことで

経験が蓄積されて、

何かを選択する時に、

より素早く意志決定できるように

なるのではないでしょうか。

 

 

人は日々の生活の中でも

何か新しい問題にぶつかった時

似たようなことをどうやって乗り越えてきたか

今までの経験を参照して

乗り越えようとしますよね。

 

 

全く似たような経験がなければ、

人に相談したり、検索したり

本を読んだりします。

 

それもひっくるめて大切な経験です。

自分で決めて、自分で経験したことは

すべて経験値となり無形の財産となります

 

 

大人になって仕事をする上でも

スピード感を持って

自分で決めて行動することは大切ですね。

そんな時にそれまでの経験は役に立ちます。

 

 

こんなふうに

小さい時からの

「自己選択」「自己決定」は

 

「自立心」や「主体性」を

育むために大切であり、

主体的に生きることが

「幸福度」の高さにも繋がって

いくのではないでしょうか。

 

 

お教室でもぜひ大切にしてくださいね。

(但し、お子さまの選択が

大けがに繋がりそうなときや

他の子の活動を妨げる時には

止めることも必要です)

 

 

 

 

 

赤ちゃんや幼児のチャイルドシート 長時間のせる時気をつけたいこと

コロナが収束してくると、ちょっと遠出をしたり、

遠くの家族に会いにいったりしたくなりますね。

 

コロナ禍で一人で出産、ずっとほぼ一人で育てていたなんてママは、「ほんっとうーーーに」大変でしたよね。

私も、子どもが4歳半頃の時に主人の転勤でこちらに来て主人の実家に住むことになりましたが、

それまでは平日はほぼ一人で見ていたので、ワンオペのしんどさはわかります。

ですが、このコロナ禍の大変さはまったくその比ではなかったと思います。

ちょっとの買い物もコロナが気になる、赤ちゃん連れて出歩くのはもっと心配だし、

支援センターも予約が必要になってたり、たまには外食したいと思ってもやっぱりコロナが気になる・・・

ほんとうに大変でした。

やっと、やっとこんなに少なくなってきたのだから、ぜひちょっと遠くのおじいちゃんおばあちゃんにも

久しぶりに孫の顔を見せてあげて、ママも少し息抜きできるといいですね。

 

ただ、その時にちょっと気にかけてあげて欲しいことがあります。

赤ちゃんを車に乗せるときは安全のため、もちろんチャイルドシートにのせなければなりません。

(このグーの手がなんともカワイイ^^、だけどベルトしてないのはきっと停まってるから。停まっているときはいいけど、走る時はちゃんとベルトしめてね)

だけど、あまり長時間シートにしばりつけたままにするのは赤ちゃんの発達には良くないということです。

赤ちゃんや小さい子どもは身体を動かすことで発達させていきます。

なので、遠出の時には、1時間に1回くらいは休憩してチャイルドシートから下ろして

10分くらいでも体を動かせるようにしてあげられるとよいと思います。

もちろん車が走っている間はしっかりチャイルドシートのベルトはしめてあげてくださいね。

 

こんなふうに泣いて嫌がったとしても、

車に乗る時はチャイルドシートに座って、安全のためにしっかりベルトをしめなければならなこと、そうでなければ車には乗れないことを言い聞かせて、

しっかりベルトをしめてあげてくださいね。

 

そして、車の振動が気持ちよくて眠ってしまうお子さんも多いと思いますが、

起きているときは、話しかけたり、歌をうたったり、手遊びしたりしてあげられると

とても良いと思います。

手を使って遊べる小さな玩具なども準備しておくといいです。

チャイルドシートがベビーカーになるものもありますが、その場合もベビーカーにしたときは、

お座りできる子どもなら背中をシートにもたれずに座れるくらいに調節してあげるといいですね。

ずっとシートにもたれた姿勢でしばりつけていると腹筋や背筋など体幹の育ちが悪くなります

体幹の筋肉が育つと脳への血流も良くなって、脳の働きもよくなるので、体幹は大切です。

特に、泣いて嫌がるような時期はしっかり自分の身体を支えて体幹を鍛えたい時期かもしれません。

チャイルドシートのベルトを外した時は、今は車が停まってるからしっかり腰を立てて座っていていいよって背中に手を添えて腰を立たせて教えてあげてくださいね。

そしてまた車が走り出す時には、「これから走るからしっかりベルトしめるよ」ってしめてあげてくださいね。

 

そして、お家などで普通の椅子に座る時はしっかり腰を立てて座れているかみてあげてください。もたれるくせがついている子は少し大きくなってから「姿勢が悪い」などと指摘されることもあるようです。

 

「あら、うちの子体幹弱いかも」って思われた方はまた別記事で体幹の育て方について書きますね。

 

今日も最後までお読み頂きありがとうございました照れ

イヤイヤ期かんしゃくへの対応で知っておきたいこと

今日は子どものイヤイヤ期癇癪・ダダこねへの対応について、です。

泣き喚いてテコでも動かない、困りますよね。

 

簡単に解決できる方法はないのですが、望ましい対応の仕方はあります。

これを間違えると後々大変になることも。

 

では、どんな対応が望ましいのか見ていきましょう。

 

目に見える子どもの表現は同じでも、違う対応が必要な場合があります。

2つの対応が全く違う場合があるのですが、

「まだまだ遊びたい」や「もっと欲しい」などのダダこねの場合

この場合は気持ちに折り合いをつけること、ガマンすることを学ぶチャンスです。

気持ちに折り合いを付けること、ガマンすることを幼児期に学ぶことの大切さと、親の心持ちについて書きたいと思います。

 

おやつは「これで終わりだよ」って言っても、子どもは納得せずに泣きわめいてもっと欲しがったり、

外遊びの公園で、もう十分遊んだのに「帰ろうか」と言ってもまだ遊びたがったり、
(幼児は遊びの中で成長します。遊びの時間が細切れだと、遊びによって満たされる子どもの成長欲求が満たされない場合があるので、しっかりと1時間以上は遊べるように工夫してあげてくださいね)

 

急に「これでおしまい!」ではなく先におしまいを予告しておくのも大切で(大人だってすごく楽しい時に急におしまいって言われたら嫌ですよね)、それで切り替えられたら良いのですが、できない場合「じゃああと滑り台2回か3回かどっちにする」など選択肢を提案したり、「帰ったら一緒にお料理しようか」など気持ちを切り替えるための提案をしてもダメだった場合や、

 

スーパーで「お菓子は買わないよ」って言ってたのに「これ買って!買って!」と床に寝転んでジタバタ泣きわめいたり」した場合・・・

早く泣き止ませたい、でも「NO」を「YES」に変えない

大人は本当に困りますよね。

 

特に子どもが泣いていると「泣き止まさなければならない」とか、

 

「泣き声を聞いているのがつらい」という思いが強いと、

 

泣き止ませるために一度は「NO」と言ったことを「YES」にしてしまうことありませんか?

 

 

これは、確かにその時は泣き止むかもしれませんが、長い目で見ると逆効果です。

子どもは大人が一度は「NO」と言ったことでも、泣いたら「YES」になると学習してしまいます。

これを繰り返していると、いくら「NO」と言っても「YES」になるまで泣き続けるというこんくらべになってしまうこともあります。

 

また、おやつやジュースを欲しがるだけあげるということが、ご飯を食べないことに繋がるということもよくあることです。これは食べたもので身体は出来ているということを考えると、大切な脳が発達する時期に必要な栄養素が不足することになり、落ち着きのなさや、発達が気になることを指摘されて初めて「大切なことだった」と気付く人も多いので注意が必要です。

 

 

子どもが泣いたら小さい赤ちゃんの間はもちろん応答的な関りが必要で、それによって赤ちゃんはママやパパを信頼し、

そこから、自分が生きているこの世界を信頼していきます。

 

だけど、1歳を過ぎ2歳近くになってくると、自我が芽生えだします。

自己主張できるようになるためには、これも必要なことで、大切な成長です。

 

なので、もちろん(こんな人はいないと思いますが)何でも「NO」というのは

子どもが自分の言うことは受け入れられるという自信や意欲、信頼を失うので違います。

 

では、どんな時に「NO」というのか、

 

例えば     ・おやつのおかわりは1回までと決めてそれ以上欲しがったとき 

      ・おやつの後はご飯までは何か欲しがってもあげない(飲み物はお茶ならOK)

      ・食事の時に食べ物で遊び始めたら食べ物を下げる(初回のみ「次からしたらご飯はおしまいだよ」と注意して

       次からはいくら欲しがっても終わりにする。「感覚の敏感期」で遊んでいると思われる場合も、

       食べ物で遊ぶのはやめさせ、食事が終わってから別のもので代用する)

                ・夜寝る時間

      

など、子どもの健康・安全にかかわってくるような基本的なことや、大切なマナーを各家庭で2~3でいいのでルールを作って守ります。

 

 

スーパーに買い物に行く時はお菓子は買わないならお店に入る前に「今日は買わないよ」と言い聞かせて、癇癪をおこしても「買わない」を徹底します。

 

床に寝そべってジタバタしていても少し離れて見守りながら待っていても大丈夫です。

 

こんな時、人目が気になるかもしれませんが、子どもってそんなもの。

「大変だな~、うちの子もそんな時があったな。頑張って!」って心の中で応援している人が多いのですよ。

 

 

余談ですが、こんなことがありました。

 

スーパーでそんな場面に出くわして、パパとお姉ちゃんが少し離れて泣いている妹さんを見守っておられたのですが、

パパが小学生のお姉ちゃんに「懐かしいやろ?」って言うけどお姉ちゃんは「???」って顔をしておられました。

小さい時のことは覚えてないですものね。何だかほほえましかったです

 

 

3~40分くらい泣くのも普通と何かで見たことがありますが、

もっと泣いていても、泣きすぎでおかしくなるとかはないので大丈夫ですよ。

 

泣くのは我慢させないで、自分の気持ちと向き合わせる。

こんな時、泣かれるのがつらいママは泣くのも我慢させようとしてしまいますが、

欲しいのも我慢、泣くのも我慢より、欲しいのは我慢する代わりに泣かせてあげてくださいね。

そして、泣いている自分の気持ちとしっかり向き合わせて、「いつまでも泣いていても仕方ないのだな」とさとってきたら泣くのも落ち着いてくるので、それまで(可能なかぎり)待ってあげてくださいね。

 

泣くのが落ち着いてきたら、「帰って○○で遊ぼうか」など、気持ちを切り替えてあげてもよいと思います。

 

(そして、泣かれるのがつらいママは、自分も泣くのを我慢しているママ。いつも頑張ってるよね。

辛い時は「泣いていいよ」って自分を許してあげてね。)

 

どうしても時間が無いときや、駐車場など危険な場所の場合は、「○○したかったね~。ごめん、今はゆっくり聞けないから(危ないから)またおうちで聞くね」などと言ってから抱きかかえて移動させるのも仕方ないと思います。

でも、「後で聞くね」と言ったら後からまた「さっきは○○したかったんだよね~。そうだよね~。でももうおしまいの時間だったんだよ、」と、その時の気持ちを聞いてあげてくださいね。

 

子どもの気持ちを代弁することが共感することにもなり、気持ちを表わす言葉を教えることにもなる       

また、こんな風に子どもが泣いた時は、はじめは子どもの気持ちを代弁して「欲しかったね~、欲しかった、欲しかった」って声を掛けてあげると、子どもの気持ちに共感することになり、子どもは気持ちをわかってもらえたことで落ち着きやすくなります。

それと同時に、子どもに自分の気持ちを表わす言葉を教えてあげることになります。気持ちを表わす言葉を教えてあげることで、徐々に泣かずに言葉で気持ちを表わすことができるようになっていきます。

そして、「でも今日は買わないんだったね」と少し離れて「これ以上聞かない」ということを態度で示してあげると良いでしょう。ずっとそばで話しかけていると、子どもも「聞いてもらえるかも」と期待を持ってしまい余計に長く泣くことになります。

 

すぐに「うん」って切り替えられるようになるわけではなく、何回もこういう経験をして、癇癪=ダダこねは減ってきます。

 

そして、泣き止んで気持ちを切り替えられた時には「自分で泣きやめたね」や
「気持ち切り替えられたね」とできたことを認めてあげてくださいね。

 

こうして、小さい時に気持ちに折り合いをつけることを学ぶことは大切で、

子ども自身も本当のところは我慢ができるお姉さん・お兄さんになりたいと思っています。

子どももちゃんとガマンできるかっこいいお兄さん・お姉さんになりたがっている

保育園で年中児を担当してしばらくした頃にこんなことがありました。

ある日Uちゃんが「先生お着替えしたい」とシクシク泣きながら言いました。

ですが、お洋服はどこも汚れていません。

 

よく聞いてみると、汚れてないけど、お着替えに持ってきた新しい服が着たいということでした。

お家でならいいかもしれませんが(それぞれの考えによりますが)、保育園で汚れたときのために持ってきたお着替えに、

お洋服が汚れてもないのに着替えるのは私は我慢してほしいなと思いました。

 

そこで、「これに着替えたかったんだね~。...でもこれは汚れたときのためのお着替えだよね。」

「Uちゃん、時には我慢することも必要なんだよ。」

 

と、言うと小さくうなずき、「我慢出来てよかったよ」というと、何だか嬉しそうにしていました。

我慢できたことが誇らしげな表情でした。

 

Uちゃんはもう4歳だったので、比較的早めにに落ち着けましたが、それまで泣いたら聞いてもらえることが多かったのでしょう。あるいは、「この先生は優しそうだから泣いたら聞いてくれるかな」と思ったのかもしれません。

ですが、子どもにとって本当に嬉しかったのは気持ちに折り合いをつけて我慢できる自分になれたこと=自制心を身につけられたことだったのです。

 

そして、この時期に学ぶことができないと、どうなるのか、

気持ちに折り合いを付けることを学ばないまま大きくなると・・・

この、自制心は大きくなったら自然と身につくものではありません。

小さい時に自分の気持ちに折り合いを付ける経験を何度もして身につけられるものです。

幼児期にこの経験をしていないと大きくなっても、自分の思うとおりにならないと泣いてしまったり
(これは周りも困るけれど本当は本人が泣いてしまう自分をコントロールできなくて一番困っている)、

例えば、グループで役割を決める時や、部活でユニフォームを決めるなんて時に

他の子と意見がぶつかって自分の意見が通らないと、合わせられなくてそこに参加したく無くなり、

それがもとで学校に行きたくなくなるなんてことにもつながる可能性があります。
(もちろん学校に行きたくなくなる理由はそれだけではないし、
学校のありかたについても多様な考え方があるので、学校に行くのが良い、行かないのが悪いという意味ではありません)

 

いつも周りに「YES」と言ってくれる大人ばかりだと、

周りの子の意見が違う場合、周りはそんなつもりでなくても

「僕に(私に)意地悪をしている」と思ってしまうこともあるようです。

 

 

そして、今までこんくらべに大人が負け続けてきていた場合、子どもも泣き続けたら聞いてもらえることに慣れているので、

長く泣き続けるのでそれをかえようとした時、大人は大変です。

 

こんな場合、大人側が「子供に嫌われたくない」と思っていたり、何か「私のせいでかわいそうなことをした」と思っている場合がありますが、子どもはママが大好き、それくらいで嫌われることはありません。また、そのまま成長してしまった方が子どもは困ることになるので、「将来子どもが生きやすくなるために今我慢させることが必要」と思って、覚悟を持って「NO」を貫いて下さいね。

そして必ず、子どもには自分の気持ちに折り合いをつける力があります。そのことを信じてあげてください。

応援しています。

 

子どもがどう思うか不安なら、ルールについてあらかじめ話して、これはちゃんと我慢できるカッコイイお姉さん・お兄さんになるために必要であること、これからはいくら泣いてもこれだけは聞かないこと、もちろんあなたのことは大好きで嫌いになったからそうするわけではないことなど伝えておくとよいでしょう。

 

そして、再度言いますが、自分で泣きやめたとき、気持ちをおさめられたときは「自分で泣き止めたね」など必ずそのことを認めて、

喜んであげてください。

だんだんと落ち着くまでの時間が早くなります。

 

ママも「よく頑張った!」って自分をほめてあげてね。

*子どもに暴力・暴言など気になる行動が多い場合や、子どもの気持ちがわからない・信頼関係が築けていないと感じる場合は対応が違ってくることもあります。ご相談ください。
こちらもご覧ください。

 

目に見える子どもの表現は同じでも、違う対応が必要な場合があります。

それは、秩序の敏感期の癇癪の場合です。

癇癪が秩序の敏感期の現れの場合

敏感期とは、モンテッソーリ教育を少しでもかじられた方はご存じかもしれませんが、乳幼児期にある特定のことに対して強い感受性が現れ、敏感になる時期のことを言います。(他の敏感期についてもまた説明しますね)

例えば、幼児が言葉を教えないのに話せるようになるのは、言語の敏感期によって周りの人たちの言葉を吸収するからだといわれています。

 

では、秩序の敏感期とは?

物の場所や、いつもの順番、いつも通る道などにこだわる時期で、頭の中に地図を描いている時期とも言われます。いつもと同じことに安心するのです。

例えば、いつもお父さんが座る場所に他の人が座ったり、交差点の信号を渡る場所がいつもとちょっとちがったりすると泣きわめいて怒ったりすることがあります。

このこだわりは大人にとってはどうでもいいことだったりするのですが、子どもにとっては大切なことなのです。

どう対処すればいい?

モンテッソーリはこの秩序の敏感期のこだわりは必ず善へ向かうものとして現れると言っています。

このようなこだわりには、秩序感を大切に、信号を渡る場所がいつもと違ったら元に戻ってやり直すことです。

このように、子どもが何かを「もっとやりたい」や「もっと欲しい」などの欲求とは違うことで癇癪を起こした場合や意味がわからず泣いている場合、この秩序感を疑ってみると、解決方法が見つかることがあります。

「秩序の敏感期のこだわりは必ず善へ向かうものとして現れる」というのは、子どもが大切にしている秩序感を大人も大切にしてあげることで、子どもが自分は大切にされていると感じられるのではないでしょうか。

 

まとめ

癇癪への対応は2種類ある

1,「まだまだ遊びたい」や「もっと欲しい」などのダダこねの場合
1-1、「NO」を「YES」に変えない
・泣き止まないから「YES」に変えることを繰り返していると子どもが「自分の気持ちに折り合いをつける」ことが学べません。子どもの気持ちに共感しながら、行動は変えない。

1-2,泣くのは我慢させないで、自分の気持ちと向き合わせる
・子どもは泣きながら自分の気持ちと向き合い「いつまでも泣いていても仕方ない」と悟った時に気持ちを治められるようになる。泣きすぎておかしくなることはない、気持ちを治められるまで待つことが大切。

1-3,子どもの気持ちを代弁することが共感することにもなり、気持ちを表わす言葉を教えることにもなる
・まず、子どもの気持ちを表わす言葉を掛ける。それが共感することにもなり、気持ちを表わす言葉を教えることにもなるので、だんだんと泣かずに言葉で表現できるようになる。

1-4,子どももちゃんとガマンできるかっこいいお兄さん・お姉さんになりたがっている
・目先の自分の望みが叶うことが子どもにとって本当の意味で嬉しいわけではない。子どもは自制心を身につけたがっている存在である。

1-5,気持ちに折り合いを付けることを学ばないまま大きくなると・・・
・自制心は大きくなったら自然に身につくものではない。幼児期に何度も気持ちに折り合いをつける経験をして身についていく。
・幼児期に学ばないまま大きくなると、自分の思い通りにならないと、感情がコントロールできずに泣いてしまって周りの人や本人が困ったり、グループで何かするとき、周りと意見が合わないと、自分が合わせられなくて参加すること自体が億劫になったりして、それが「学校に行きたくない」ということに繋がる場合もある。
・少し大きくなってからだと、泣けば今まで「NO」が「YES」になる経験を繰り返しているので、長く泣き続けるので大変だけれど、そのまま大人になるよりいい。大変だけれど覚悟を決めて頑張ってください。応援しています。自分で気持ちを治められた時には認めて喜ぶ。これを繰り返すことでだんだん落ち着くまでが早くなってくる。ママも頑張った自分をほめてあげて。

2,癇癪が秩序の敏感期の現れの場合
・敏感期とは、ある特定のことに対して強い感受性が現れ、敏感になる時期
2-1,では、秩序の敏感期とは?
頭の中に地図を描いている時期とも言われる。いつもと同じことに安心する時期。特定のことにこだわりが現れ大人にとってはどうでもいいことにこだわり、いつも通りでないと癇癪をおこす。
2-2,どう対処すればいい?
・子どもがこだわっていること、大切にしていることを大切にする。癇癪を起こす前に戻ってやり直す。
・子どもがなぜ泣いているのかわからないときは、秩序の敏感期を疑ってみて対応を考える。
「秩序の敏感期のこだわりは必ず善へ向かうものとして現れる」

 

 

2種類のかんしゃくの違い、おわかりいただけたでしょうか。その時に合った対応が出来るといいですね。

 

次回は、モンテッソーリの「自己教育力」についてお話ししますね。ではまた!!