今回は、子どもを待たせてしまった時に
まず掛けて欲しい言葉のお話しです。
どんな言葉かというと感謝の言葉です。
例えば
もうすぐ出かけようと準備しているとき、
子どもの準備は終わって
「ちょっと待っててね」と
もう少しの自分の準備をしている間に
子どもがおもちゃで遊び始めてしまい
なかなかかたづけられなくてイライラ
なんてことないですか?
そんな時、お子さんにどんな言葉を掛けますか?
「さあ、行くよ。早く片付けて!」とか
「もう行くから早く片付けなさい!!」って
言いたくなりますよね。
だけど、そう言ってさっと動いてくれますか?
何か忘れてませんか?
子どもは待っててくれた、そのことに対して
「待っててくれてありがとう」
と言っていますか?
子どもは大人と違ってすごいスピードで
発達しています。
そして子どもは動きながら学びます。
なので、少しの時間でも
動きたい=学びたいのです。
だからじっとしていられないのです。
とは言っても、
出かける前にせっかく一度は片づけたものを
またたくさん出されたりしたら
やっぱり嫌ですよね。
そんな時は、出かける前に遊ぶ用の
小さなパズルや、絵本など
すぐにキリが付けられて片付けやすい
ものをいくつか玄関近くに準備して
出発前に待つ場所を作ってあげて、
「待ってる間はここのおもちゃでだけ
使っていいよ」とお話ししてあげると
いいでしょう。
そして、ママやパパの準備が出来たら
待っててくれたことに「ありがとう」を言ってから
「さあ、片づけて行こうね」と言うことで、
いきなり「さあ、行くよ。早く片付けて!」
と言うよりきっと素直に動いてくれるのでは
ないでしょうか。
これは、子どもを一人の人格者として関わる
ということです。
急いでいるからといって
忘れないでくださいね。
例えば保育園で「さあ、帰るよ」と言ってから
「そういえば、・・・」と誰かと話し始めて
子どもを待たせてしまった時も同じですよ。